バンクーバーマラソン実況報告(ボランティア)
ブログマラソン361日目。
5月1日(日)に行われたバンクーバーマラソン2016にて、給水所のボランティアに参加してきました。
私はランニングを始めた約7年前から数々のマラソン大会に出場してきましたが、ボランティアとして参加するのは今回が初めてです。
いやぁ、給水所での仕事がこんなにしんどいとは正直思っていませんでした。私が担当したのは昨日紹介したスタンレーパーク内の給水所で、8km、ハーフ、フルのコースそれぞれゴールから1.5-2km程度手前の地点です。ゴール前の最後の給水所ですね。
交通機関の関係上、朝4時半に起床して、給水所の設置を開始したのが6時半。まずはどでかい水のボトルをトラックから給水所までひたすら運びます。運動不足の私は早速筋肉痛になりました(笑)。
テーブル置いて、カップを並べて、ごみ箱を設置し、粉と水を混ぜ合わせてエナジードリンクを作る。並べたカップに水とエナジードリンクを注いでいき、準備完了。8時少し前に到着するハーフのトップランナーを待ちます。
トップグループは数も少ないので、結構ゆったり余裕ぶっこいてましたね(笑)。
しかし8時半ごろになると状況は一変。中堅グループが到着し始め、給水所はカオスと化します。途切れることなくランナーというランナーが走り去っていく。それもそのはず、ハーフの参加人数は約1万人もおり、だらだら作業してこなせる数ではありません。もう必死でカップ並べてドリンク注いでの繰り返しです。
ハーフの集団が落ち着いた頃に、今度は8kmコースのランナーが到着し始めます。8kmの参加人数は2,000人なのでハーフに比べればなんてことは無いのですが、このタイミングで今度はフルの準備も始めなくてはなりません。
実はハーフ・8kmとフルではランナーの通る道が微妙に違っており、少しずつテーブルをフルのコース用に移動しなくてはいけないのですね。
ちなみにフルの参加人数は約5,000人。ハーフに比べると人数も少ないし、距離が多い分集団もまばらになるので、作業自体は比較的楽でした。しかし、何といっても大変なのがとにかく長いこと長いこと。
私が担当した給水所はゴール直前の場所だったため、最後のランナーが通過するまで待たなくてはいけません。トップランナーと関門ぎりぎりでスタンレーパークに到着した最後のランナーとの時間差は約4時間。その間ずっと給水所で作業をしていたことになります(もちろん休憩とりながらですけど)。
そんなこんなで最後のランナーを見届けて終了したのが午後3時半。いやぁ疲れた!! 休憩時間も含めて合計9時間ですから、そりゃ疲れますよね。ハーフマラソン走るより疲れた気がする(笑)。
今回の経験を通して、マラソン大会におけるボランティアの存在がどれだけありがたいかを実感しました。実際毎回ランナーとして大会に出るたびに、沿道や給水所からの応援には励まされますし、そういう風に元気づけられることも大会に出場する1つの醍醐味でもあります。
今回私も給水だけでなく、最後には喉がつぶれるくらい、ひたすら走り去っていくランナーに声をかけていました。ゴールの近くということもあって、疲れ果てて余裕が無い人が多かったのですが、そんな中でもこちらの声援に対して「ありがとう」と言ってくれる人もたくさんいました。
何だかこっちの方こそ「ありがとうと言ってくれてありがとう」という感じで、俄然声を張り上げたくなりました。自分の声援が少しでも力になってくれるのなら、という気持ちでしたね。
今回のボランティア自体、大変でしたがすごくいい経験になりましたし、もう1回やってみたいなぁとも思いました。なんだかんだで楽しかったんです。
そして同時に、計約1万7千人のランナーを間近で見届けたことで、私のランニング魂にも再び火が付きました(笑)。本当に刺激的だったし、「あぁ俺も走りたい!」ってずっと思いながら作業してましたからね。
とりあえずバンクーバーのお隣ビクトリアで10月にビクトリアマラソンなるものがあるらしい。これは出場確定かなぁ。
↓早朝のスタンレーパーク
「今日のTED」
テリー・ムーア 「X はなぜ未知数か?」 | TED Talk | TED.com
数学だけでなく、未知のものに対して使われる“X”がどんな経緯で使われるようになったのかを簡潔かつ明快に話しています。
サクッと観て、ためになって、面白い。おすすめです。
goodman-australia.hatenablog.com
goodman-australia.hatenablog.com
goodman-australia.hatenablog.com
goodman-australia.hatenablog.com