破天荒な海外生活ブログ

ニュージーランド、オーストラリア、そしてカナダ。転々と放浪中

10年前の自分を振り返ってみる。

下記の記事では10年前、2006年の夏、どのようなものが流行っていたかを振り返っています。


この頃はまだテレビを見ているときだったので、この記事に出てきている流行を結構追えている自分が恐い(笑)。

さて、2006年夏。私は大学4年生でした。本当は卒業してそのまま就職するつもりだったのに、周りに流されて大学院進学が決まっていたので、院を含めた6年の内の4年目を過ごしていただけにすぎません。

思えばあの頃は将来のことなんて何も考えていなかったなぁ。大学院を卒業して電機メーカーに就職して、定年まで勤め上げる。そんな一般的な日本のサラリーマン人生を漠然と思い浮かべていただけでした。

そこには別段大きな夢や野望は無かったけれど、見えない未来に怯えるという風でもありませんでした。何も考えていなかったからこそ、不安も少なく、ただ周りに流されていただけたったからです。就職すれば何とかなるだろうと、環境が自分を変えてくれるという甘い考えを持っていた時期です。

一応何かしなきゃと、大して興味もない分野で無理矢理興味を持たせようと、無味乾燥な勉強をしていました。そこに情熱は一切ありません。「何もしていない自分」を覆い隠す為だけの勉強でした。

そんなだから当然勉強に精が入るわけもなく、当時は家ではテレビを観て、大学では大富豪をやっていた記憶しかないんだよなぁ(笑)。夏休みなんか、めざましテレビからごきげんようまでノンストップでテレビを観るという信じられないほど堕落した日を何度か送ってみせたこともあります(笑)。昼ドラが始まって、俺は何をやっているのだろうと、ようやく危機感を感じて立ち上がるやつね。何ならめざにゅ~から観ていたときだってあったぞ。今振り返ったらバカ過ぎる。そんなだったからあの頃に戻りたいとは思わないですねぇ。やり直したいとは思うけれど。

じゃあ、10年前と比べて今の自分はどうなのかと。あの後結局、思い描いていたサラリーマン生活はあっという間に終わりを告げ、海外をほっつき歩いているという、あの頃には想像もしていなかった生活を今送っています。

自分の気持ちとしても、10年前よりは今の方が将来のことを考えるようになったように思います。考えるようになったからこそ、将来に対する不安は増大したのですが、逆にどんな人生になるのかなというワクワクした気持ちを持てるようになったのも事実です。

プライにもマイナスにも大きく振れる可能性のある非常に不安定な生き方ですが、刺激が大きい分面白味はあるのかなと。

ただ最近はその刺激も薄れて、以前の自分に逆戻りしたような状態に陥っています。中だるみの時期というのですかね。30過ぎてまだ何の道筋も見えていないという現実に直面して、極端に不安や恐怖が膨らんでしまっているのかもしれません。どうにかしなくては、とは思うのですが。


こうやって10年前を振り返ってみて、当時思い描いていた将来の姿と実際の今の姿を比較してみるのも面白いものです。きっと今想像する10年後の自分と、実際の10年後の自分は全く違うものになるのでしょうね。

結果的にズレが生じない方が、計画通りに人生を歩んでいることになるのかもしれませんが、自分はそうはならないという確固たる予測があります。半年後にどこで何しているのかも分からないのですから(笑)。10年後どうなってるんだろうなぁ。

皆さんの10年前はどうでしたか?