破天荒な海外生活ブログ

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ブログマラソン41日目 - 読書をして興味を持つ「きっかけ」を作る

ブログマラソン41日目。

 

読書をして興味を持つ「きっかけ」を作る

 

履歴書などの趣味欄に書く定番の1つと言えば「読書」。私は堂々と読書が趣味ですと言えるほど読書通では無いのですが、結構好きで読んでいます。今は日本語の本を簡単に手に入れられる環境ではないので、日本にいた頃に比べ読書量はめっきり減っていますが、メルボルンの図書館にある数少ない図書の中から面白そうな本を探して読んでいます。

 

図書館で見つけて今読んでいる本が渡部昇一著「[増補]決定版・日本史」。まだ半分くらいしか読んでいませんが、日本史の全体の流れが凄く良く分かるので、読んでいて凄く楽しいです。見方を変えるだけで日本史ってこんなに面白くなるのか。そんな風に思わせてくれる良書です。

 

通常学校で習う歴史は史実の並べ立てであり、いわゆる暗記科目です。何年に○○の乱が起こったとか、何年に○○幕府が開いたとか、ひたすら覚えさせられた人は多いのではないでしょうか。私もその一人で、そのせいで日本史や世界史などの暗記科目が大嫌いでした。決められた指導要領をカバーしなければいけない事情もあり、つまらない授業が展開されざるを得ない状況なのでしょう。しかし、それが原因で私のような歴史嫌いを(多分)量産している今の教育現状はやはりどうなのかと考えてしまいます。

 

学校の授業が興味を持たせてくれないのであれば、自ら動いて好奇心を揺さぶられるような環境を探さなくてはいけません。それを手助けしてくれるのはやはり本だと思います。先ほど紹介した「[増補]決定版・日本史」のように歴史に興味を持てるような良書はきっと多くあるでしょう。歴史に限らず、どの分野であっても本を通じて色々なことに興味を持てるようになります。特にそれが仕事や日常生活と関わりがあれば猶更です。

 

例えば、私は今経理の仕事も担当しています。そのこともあって、たまに財務諸表に関する本なども見つけて読むこともあります。結局これはお金に関わることなので、併せて経済関連の本を読んでみたり、更にその経済に大きな影響を与える政治に興味を持ったりと、本を読むことによって連鎖的に好奇心の輪が広がっていきます。

 

学校に行っているときには決して興味を持たなかった分野に、今は不思議と興味を持てるようになっています。社会人になって仕事を経験しているのだから当たり前のことかもしれませんが、何も考えずにただ自分の専門の仕事だけに打ち込んでいたらそうはならなかったでしょう。自分の専門以外の分野の本も興味を持って読んでみると、また違う視点を持つことができると思います。

 

メルボルンの図書館にある日本語の本は数に非常に限りがあるので、色々な本に出会える機会が少ないのが残念です。シドニーには日本の書籍を扱う本屋があると聞くので、羨ましい限りです・・。