破天荒な海外生活ブログ

ニュージーランド、オーストラリア、そしてカナダ。転々と放浪中

【徹底比較】オークランド、メルボルン、バンクーバー 1番住みやすい都市はどこ?

ブログマラソン364日目。

 

今回は私が今まで滞在したことのあるオークランド(ニュージーランド)、メルボルン(オーストラリア)、バンクーバー(カナダ)の3都市の中でどこが1番住みやすいのかを、完全なる私の主観で比較してみたいと思います。

 

バンクーバーは滞在してまだ6週間なので1年以上滞在した他2都市と比べるには時期尚早かもしれませんが、ざっくりと雰囲気を感じることはできたのでとりあえず比較してみます。

 

比較する項目

1. 気候

2. 物価

3. 仕事

4. 公共交通機関

5. 旅行

6. 人種の多様性

7. 食事

 

※ちなみに本記事は以前書いた下記の記事を訂正・加筆したものです。

ブログマラソン196日目 - メルボルンとオークランドの比較 - 住みやすい都市はどっち? - 破天荒な海外生活ブログ

 

1. 気候

まず共通しているのがどこの都市でも四季があるということ。年中暑いとか寒いとかは無いので、その点ではどこの都市も比較的過ごしやすいと思います。

 

まずオークランドは夏は暑すぎず冬は寒すぎずで、東京に比べれば年中過ごしやすい気候かと思います。ただしスコールのように短期集中で雨が強く降ったり、1日の中で大きな気温差があったりと、不安定な部分があるのが難点かもしれません。

 

一方のメルボルンは真夏はアホみたいに暑く、オーストラリアのくせに冬はしっかり寒いのです(笑)。またメルボルンの気候の特徴として1日の中に、あるいは1週間の中に四季があると言われるほど短期間での気温変動が激しいです。最高気温が42度まで上がった日の翌日には最高気温が19度なんてこともありました。

 

バンクーバーはまだ体感はしていませんが夏は晴れる日が多く暑すぎないので、非常に過ごしやすいと聞きます。冬はさすがに寒く雨も多いため冬を嫌う人は多いですね。ただし緯度の割には極端に寒くなることはなく、東京より少し寒い程度と聞きます。

 

以上の通り、気候の面ではオークランドとバンクーバーに軍配。メルボルンはやっぱり変な天気が多いです。

 

ちなみに下記は参考まで。東京、オークランド、メルボルンの緯度に大差は無いみたいです。

東京:北緯約35度

オークランド:南緯約36度

メルボルン:南緯約38度

バンクーバー:北緯約49度

 

 

2. 物価

物によりますが全ての都市で東京よりかは高いと考えておいた方がよいです。よほど経済的に余裕がある人でないと1人暮らしをするのは現実的ではありません。一方で、フラットやシェアハウスなどは日本に比べて一般的であり、キッチンやバスルームを複数人でシェアする必要はありますが、それなりに家賃を抑えることは可能です。

 

東京(日本)では牛丼やファーストフードチェーンなどの安い選択肢が充実している一方、これらの3都市では安い選択肢が少ないため気軽に外食できる環境にはありません。

 

そのため、物価という面でみるとどこの都市も望ましいとは言えません。その中でもメルボルンは特に高いかなぁという印象です(特に家賃が)。

 

 

3. 仕事

仕事の探しやすさを比べてみると都市の規模が大きいかどうかがポイントになってきます。

 

ワーキングホリデービザで仕事を探すとなると、やはりメルボルンに一番選択肢が多いかもしれません。ワーホリに人気のカフェやレストランであればどこの都市でも仕事の探しやすさに大差は無いと思いますが、その他のオフィスワークなどの選択肢を考慮に入れると、オークランドは少し不利になるのかなぁという印象。賃金の点でみてもメルボルンに軍配です。バンクーバーは最低賃金が比較的低いのが難点でしょうか。

 

まぁ仕事なんてどれだけ選択肢があっても、最終的に選ぶのは1つだけです。職種にはこだわらないという人であれば、あまり気にする項目ではないかもしれませんね。

 

 

4. 公共交通機関

まずオークランドで利用できる公共交通機関はバスのみです。電車は長距離専用なので日常的に利用する人は稀ですし、どちらかというと観光的な要素が強いです。そしてバスが時刻表通りに来ないのはオークランドの常識であり、「時刻表作る意味あるのか?」と思うくらい時間無視での運行が基本です(笑)。

 

メルボルンの公共交通機関は電車、トラム(路面電車)、バスの3つ。3つとも同じ料金体系で、全てMykiカードというSuicaのようなプリペイドカードで乗車が可能です。料金はやや高いものの、2時間を超えた時点で1日料金となり、同じゾーン内であればどれだけ乗っても同料金です。1日に何度も乗る必要がある場合にはありがたいシステムですね。

 

一方、バンクーバーの公共交通機関は電車、バス、そしてシーバスです。シーバスはダウンタウンとノースバンクーバーを結ぶだけのフェリーなので基本は電車とバスでしょうか。バンクーバーの電車路線は非常にシンプルであり、全て無人自動運転がなされています。ピーク時には1-2分間隔、ピーク時でなくても5分間隔くらいで電車がくるので、非常に便利です。メルボルンと同じゾーン制で、1時間半以内で同じゾーン内であれば同料金で利用可能です。定期券の価格はメルボルンよりも安いので、毎日利用する人にとっては便利で安上がりです。

 

以上の通り、公共交通機関はバンクーバーに軍配、次点がメルボルン、オークランドは残念賞。

 

 

5. 旅行

旅行のしやすさも重要な要素の1つ。ニュージーランドは自然豊かな国であり、国内にその自然の豊かさをアピールした数多くの観光地が存在します。国土が狭いため、どこへ行くにもアクセスしやすいというメリットがあります。オークランドからも北のパイヒアやケープレインガ、ちょっと東にコロマンデル半島、南に行けばロトルア、タウポなど車で数時間で行ける観光地がたくさんあります。その他主要都市のウェリントン、クライストチャーチ、クイーンズタウンなども飛行機を利用すればそれぞれ、1-2時間でアクセス可能。旅のしやすさは抜群です。

 

一方のメルボルンは都市そのものはきれいで住みやすい都市だとは思いますが、観光地という感じではありません。近くにグレートオーシャンロードやフィリップアイランドなどの有名観光地はあるものの、旅行したい人にとってはもっと遠出をしなくてはいけません。オーストラリアは国土が広いので、基本的に飛行機を利用しないと他の観光地へ移動できないという難点があります。メルボルンからだとシドニーが比較的近くて飛行機で1時間半。しかし、ブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズなどはもっと時間がかかるため、経済的にも時間的にも結構しんどい部分があるんですよね。メルボルンを拠点にすると旅行はしにくいと考えた方がよいでしょう。

 

バンクーバーもメルボルンと同様、都市としての住みやすさはあるものの、そこまで「観光地」といった場所ではありません。ただ近くにスキー場で有名なウィスラー、イギリスを感じさせるお隣のビクトリア、ちょっと南へ行って国境を越えればアメリカのシアトルへすぐにアクセスすることが可能です。またカナダ最大の観光地カナディアンロッキーもバンクーバーからは比較的近いです。トロントやモントリオールは非常に遠くアクセスは悪いものの、メルボルンに比べると旅はしやすいかなという印象です。

 

 

6. 人種の多様性

3都市とも本当に様々な人種の人が暮らしています。どこも移民で成り立っているといっても過言ではないくらい他の国から移住してきた人が多く、日本人を含むアジア人もたくさんいます。

 

ただし個人的にはまだメルボルンには白人至上主義的な部分が残っている印象を持っており、アジア人としては若干肩身の狭い思いをしたこともあります。人種差別など多かれ少なかれどこにでもありますが、やはりオークランドやバンクーバーの方がアジア人に対する理解が深いかもしれません。

 

ちなみにどの都市も日本人は多いです。データを調べてないので客観的な比較はしませんが、主観的に見るとどこも同じという印象。街を歩けば日本人なんかすぐに見つかります。

 

 

7. 食事

肉! ハンバーガー! フィッシュアンドチップス!!(笑)。カロリー高し。太っている人多し。ニュージーランドもオーストラリアもカナダも食文化というものがあまりないので、正直言うとどんぐりの背比べですね。

 

ただし上述したように多様な人種が入り混じっているなので、世界中の食文化が入ってきているのは事実です。大抵フードコートに行けばタイ、ベトナム、中国、韓国、日本、インド、ブラジル、メキシコ・・・などなどアジアを中心に世界各国の料理を楽しめます。3都市ともアジア料理が人気という印象があります。

 

ただ比較するのは難しいですね。何となくメルボルンが一番充実しているという印象かなぁ。

 

 

まとめ

 

 

 

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上の表は完全に私の主観によって作られたものです。当たり前のことなのかもしれませんが、こうやってみてみるとどの都市も強みと弱みがありますし、どういう目的で滞在したいかによって変わってくるでしょう。個人的には選択肢の多さや賃金の高さよりも、物価・気候・旅行の点に大きな比重を置いているのでオークランドやバンクーバーの方が好きですが、どの都市も生活しやすいですし留学・ワーホリに人気があるのもうなずけます。

 

実際に住んでみた感想として、3都市とも共通点が多くとても過ごしやすいです。「世界で最も住みやすい都市ランキング」のTOP10常連に選ばれるだけのことはあるなと。物価の高さが一番の難点とは思いますが、生活の質を求めると必然的に物価は高くなってしまうのでしょうね。これはもうトレードオフで仕方ないことかもしれません。

 

今回は日本と比べてどうなのかという視点はあまり取り入れていません。また他にも比較できるような項目ができたら随時追加して更新しようかと思っています。