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破天荒な海外生活ブログ

ニュージーランド、オーストラリア、そしてカナダ。転々と放浪中

ブログマラソン42日目 - 稼働率ビジネスについて

ブログマラソン42日目。

 

稼働率ビジネスの行方

 

私の会社では学生向けの宿泊施設を経営していることもあって、「稼働率」(英語ではOccupancy Rateといいます)という言葉を毎日意識しながら仕事をしています。言葉通り、収容可能人数に対してどれだけ人が入っているかを示す数値です。ホテルや旅館などの宿泊施設、航空会社やバス会社などの交通機関などはこの稼働率ビジネスの典型でしょう。固定費が非常に大きく変動費が小さくなるので、如何にして空室・空席をなくして稼働率を上げるかが命です。

 

季節によっても大きく左右されるので、冬の時期は非常に苦しい経営を強いられます。暖かいイメージのあるオーストラリアという国でも、メルボルンは冬が非常に寒い都市なので特に厳しい状況となっています。ブリスベン以北は冬でも暖かいので、わざわざこの時期に好んでメルボルンに滞在する人は少数派なのです。

 

このようなことから、時々この稼働率ビジネスに対して閉塞感を覚えてしまうのです。稼働率が全てということは、売り上げの最大値が最初から決まっているということ。月間通して稼働率100%というのはほぼ実現不可能ではありますが、どれだけ頑張ってもそこが最大です。

 

レストランなどの飲食業であれば、テーブルの数は決まっていても回転率を上げれば売り上げは伸びます。新たなメニューを作ることも出来るし、テイクアウトやオンラインでのオーダーなどもオプションとしてあるでしょう。製造業であれば、大量生産して大量に販売すれば売り上げは上がります(利益が出るかは別問題ですが)。

 

しかしうちの収入源は宿泊費が大半を占めるので、できることと言えばその宿泊費を上げることくらい。それも簡単に変えられるものではないので、結局同じビジネスで売り上げを上げるとなったら、他の新しい施設をオープンするしかありません。色々と新しいビジネスを模索してはいるのですが、中々難しく閉塞感から抜け出せないという現状です。

 

一方で、非常にシンプルなビジネスモデルではあります。部屋のタイプの違い、長期価格と短期価格の違いやその他種々のディスカウントによって誤差は生じますが、基本的に「稼働率×単価=売上」です。なおかつ固定費が大半を占めていて毎月の支出はほぼ同じなので、ある一定以上の稼働率を達成すれば確実に利益が出るという利点があるのは事実です。

 

特にうちは長期滞在者がほとんど。そのため、人の出入りは少ないので、その月その月の売り上げ/利益予測は結構簡単にできてしまいます。今の冬の時期は悪い結果が見えてしまっていることは言うまでもありませんが・・・。その現状を少しでも改善すべく、色々と試行錯誤して悪戦苦闘している毎日なのです。

 

そんなわけで、今日は私の会社のビジネスについて書いてみました。実際海外にある学生向けの宿泊施設とはどんなものかということについても、近いうちに書いてみようかと思います。