破天荒な海外生活ブログ

ニュージーランド、オーストラリア、そしてカナダ。転々と放浪中

手段としての英語

また久しぶりの更新になってしまいました。

 

先日、3週間滞在したCoburgから、CollingwoodにあるHome@Hoddleというバックパッカーに移ってきました。これでオーストラリアに来て5度目の引っ越しです。旅行しているわけでも無いのに、これだけ引っ越しが続くとさすがにしんどいです。最初はYHAアデレードセントラルに始まり、ファームで働いていたときのマレーリバークイーン。メルボルンに来てからはUnited Backpackers、Greenhouse Backpackers、そしてCoburgにあるOZiHOUSEと渡り歩いてきました。そして、今回のHome@Hoddleというところは、私が今滞在しているCollingwoodとRichmondという2つのところにあり、来月より私の雇い主であるオーナーがそれらを引き継いで、South Yarraにある別のホステルと共に新しいOZiHOUSEとしてスタートすることになります。私はCollingwoodでハウスマネージャーとして働く予定です。オーストラリアのワーホリビザでは、同一雇用主のもとで半年以上は働けないという制約があるので、とりあえず契約は6か月ですが、それでも十分な期間なので、ようやく腰を落ち着けることができそうです。

 

今こうやって仕事にありつけたのも、オークランドでのレセプショニストとしての経験があったからです。なので、それに関しては何だかんだ感謝しています。こっちへ来てアメリカ人やイギリス人と何回か話す機会があったのですが、彼らはオーストラリアで仕事を見つけるのは難しいと言います。英語が母国語で、語学力の障壁が一切無いにも関わらずです。

 

私の場合、日本で生活していれば中級レベルの英語は武器になりますが、海外で生活していると中級レベルの英語は大きな足枷となってしまいます。特にネイティブスピーカーと話していると、まともに受け答えすら出来ないことが続き、自分が嫌になってしまうことも度々あります。それでも仕事探しに苦労しているアメリカ人、イギリス人の話を聞いていると、語学は所詮語学なんだという当たり前の事実に気づかされます。海外で仕事を探すのに最も重要なのはその人の経験とスキル。当然職種にも依りますが、最低限の英語力さえあれば雇用者は皆、経験やスキルを重視してくれます。私の場合も、レセプショニストとしての経験、そして「日本語」というスキルも手伝い、今回ホステルのマネージャーという仕事を取ることができました(オーナーは韓国人ですが、日本語も話せる)。さらに今回の仕事がまた一つ大きな「経験」として蓄積され、次のステップにつながると確信しています。

 

海外に来て「英語勉強するぞ!」というとき、どうしても英語自体が目的なってしまい、なぜ英語を勉強するのかという本来の目的を見失ってしまうことも多いと思います。英語は目的を達成するための手段。英語を学んで何がしたいのかという当たり前の事実を忘れないようにしたいものです。