破天荒な海外生活ブログ

ニュージーランド、オーストラリア、そしてカナダ。転々と放浪中

下山禁止!!覚悟を持って登山せよ~グラウスグラインドへの挑戦~

バンクーバーという都市の魅力の1つに、市内の北部にそびえ立つ山々の眺めがあります。


これはもうお世辞抜きに素晴らしい景観で、晴れた日には港から対岸にそびえる山々をぼーっと眺めるなんてのも至福の一時となります。


勿論ただ眺めるだけでなく、夏にはトレイルコースとして、冬にはスキー場として山そのものを満喫することができます。


そんな山々の中でも、バンクーバーで最も有名なのがグラウスマウンテンと呼ばれる山で、ゴンドラ、リフトか整備されてあり、自分の脚で登らなくとも頂上からの景色を楽しむことができます。


山の上には都市を見下ろせるレストランもあるので、日没や夜景を見られるレストランとして大変賑わっているようで、人気観光地の1つです。


ただやっぱり山は自分の脚で登りたい!という人のために、ちゃんとトレイルコースも整備されているのです。その内、人気コースとなっているのが、「グラウスグラインド」と呼ばれるトレイルコース。


年間15万人以上が登ると言われるこのコースは全長約2.9km、高低差853m、傾斜約30°、という、中々過酷なトレイルコースのようなのです。


そして何より特徴的なのが、このコースは下山禁止になっていることです。コース自体が狭く傾斜も大きいので、下山するには危険だからということですね。


つまり、一度登り始めたが最後、決して引き返してはいけません。3分の1くらい登って、「あ、大丈夫かな、たどり着けるかな」なんて不安に思っても、とにかく前に進むしかない。


そんなコースですから、登るにはそれなりの覚悟を持って臨んだ方が良さそうです。とはいえ、ハイカーの年齢層は7歳から90歳にまで及ぶということなので、極端に身構える必要も無いのでしょうが。


ちなみに下山するときは別のトレイルコースを使うか、ゴンドラに乗るか。ゴンドラは往復で乗ると$40以上かかってしまうのに対し、下山だけなら$10で済むのだとか。登り切って達成感を味わった後、ゴンドラで景色を楽しみながらゆっくりと降りるっていうのも中々おつですね。


というわけで私は明日、このグラウスグラインドに行ってきます! もたもたしていると夏が終わってしまうし、10月に行われるビクトリアマラソンに向けていいトレーニングにもなりそうですしね。