破天荒な海外生活ブログ

ニュージーランド、オーストラリア、そしてカナダ。転々と放浪中

ブログマラソン48日目 - 学生寮で働くということ

ブログマラソン48日目。

 

学生寮で働くということ。

 

今日はオーストラリアの学生寮がどんなところなのかを簡単に紹介すると共に日本との違いを見てみたいと思います。

 

私が働いている宿泊施設は、海外からの留学生を主なターゲットとしております。オーナー曰く、ホステルでも学生寮でもないユニークな宿泊施設だそうですが、ここでは便宜上学生寮ということにしておきます。

 

オーストラリアは英語圏で治安もよく生活しやすい国なので、留学生に人気があります。そのせいもあり国籍豊かな国で、私が働く学生寮も例外なく多くの国から人が集まっています。特にアジア、南米の国の人が多いでしょうか。日本の留学エージェントとも提携しているので、日本人の学生もたくさん住んでいます。

 

特徴的なのは、やはりほぼ全ての部屋が相部屋だということでしょうか。私はもう2年以上も海外にいるので相部屋は割と当たり前に感じていますが、日本ではあまりなじみのあるものではありませんよね。

 

うちの学生寮は一部を除き全て相部屋。2人から6人までのドミトリー部屋が存在します。ホステルに行ったことがある人は分かるかと思いますが、基本的に設備は同じです。キッチン、バスルームなどは全て共用で、部屋の中は2段ベッド、机、椅子、クローゼットと、至ってシンプルです。

 

日本にもホステルなど旅行者向けの安い宿泊施設はあり、そこでは相部屋が基本となりますが、オーストラリアと決定的に違うのは、日本では相部屋であってもプライベートを重要視するということ。私も京都にあるホステルに何軒か泊まったことがありますが、ベッドは全てカーテンで仕切られ、狭いスペースの中にもテレビとヘッドフォンが設置されていました。カプセル型のベッドを準備しているところもあり、少し安めのカプセルホテルという雰囲気でした。

 

それだけ日本人はプライベートを重視するということでしょう。日本人に限らず、アジア系の人はシングル部屋を希望する学生が多いように感じます。一方ヨーロッパ系の人達はほとんど気にすることなく、とにかく安い6人部屋を希望する人が多い。こうやって見てみると文化の違いを肌で感じられて面白いものです。

 

こういう学生寮に泊まる最大のメリットはやはり色々な国の人に出会えるということでしょう。生活を共にするので、ただ学校で一緒のクラスになるのとはわけが違います。そういう部分が気に入ってビザが切れるまでずっと滞在してくれるような人もいます。

 

学生寮にしろ、ホステルにしろ、人との出会いが多い場所なので海外に来る機会のある人はぜひ一度泊まってみてはいかがでしょうか。ホテルでゆったりもありですが、たまには相部屋で出会いを楽しむというのも生活に刺激を与える一つの方法かと思います。