破天荒な海外生活ブログ

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ブログマラソン10日目 - にっちもさっちもいかない状況:Catch-22

ブログマラソン10日目。

 

にっちもさっちもいかない状況: Catch-22

 

昨日、日本でアパートを探すのは外国人にとって関門だという記事を書きましたが、それに関連して面白い英語の表現があったので紹介します。

 

例の「Tokyo Podcast」内での話。日本でアパートに入居する際には、電話番号が必要です。しかし、電話番号を取る(契約する)には住所が必ず必要です。家を探すために電話番号が必要なのに、電話番号を取るためにはまず住む家を確定させなくてはならないというのでは、にっちもさっちもいかない状況になってしまっています。このように矛盾するできごとによって、堂々巡りでお手上げの状態になることを英語で「Catch-22」という表現をするそうです。

 

この「Catch-22」という表現。調べてみると、ジョーゼフ・ヘラーという人が書いた小説のタイトルが由来とのこと。Catch-22という言葉自体はアメリカ空軍パイロットに対する軍務規則の条項名で、「狂気に陥ったものは自ら志願すれば除隊できる」という条項なのだそうです。主人公が「精神障害にかかっていることを理由に除隊を申し出ると、『自分で自分が精神障害と判断できる程度では精神障害とは認められない』と判断されて除隊できない」というジレンマに悩まされることから、「Catch-22」的状況というように使われているようです。

 

他のポッドキャストを聴いていたときも、「コンピュータウィルスが作成されれば、ウイルス対策ソフトで防ぎ、それでもまた新しいコンピュータウィルスが作成されて、またそれに対抗するアンチウィルスが作成される」という話を例に出し、Catch-22的状況の説明をしていました。

 

実際、日常会話で聞いたことはないので、ネイティブの人がどれくらい使用するものなのか知りませんが、個人的には面白い表現だと思ったし日常会話でも使えそうなので、機会があればどこかで使ってみたいなぁと思っています。