破天荒な海外生活ブログ

ニュージーランド、オーストラリア、そしてカナダ。転々と放浪中

余計なことは聞いてくれるな、SUBWAY

SUBWAYといえば、サンドイッチのファーストフードチェーンです(地下鉄の方じゃなくてね)。

 

私は日本では利用したことがありませんが、オーストラリアで、そしてここカナダでも頻繁に利用しています。同じファーストフードでもマクドナルドに比べると大分安いし、野菜を好きなだけ挟めるという点において、ファーストフードの中ではまだ健康的であるといえます(マックに比べればましという程度ですが)。

 

そんなSUBWAYですが、オーストラリアで初めて利用したときは、注文するときメチャクチャ緊張しました。日本で利用したことが無かったのでまずシステムがよく分からない上に、それを英語でやらなくてはいけないというのはなかなかハードルが高いものです。

 

勘違いされている方もいらっしゃるかと思いますが、英語で注文するとき普通のレストランとファーストフード店どっちが簡単かと言ったら、大体においてレストランの方が簡単です。「ファーストフードの方が簡単じゃないの?」って思うじゃないですか。確かにメニューを見ながら指さして注文するのであれば、どっちも変わらないかもしれませんが、普通に自分の言葉で注文しようとすると、ファーストフードの方が難しいです。

 

なぜファーストフードの方が難しいかというと、店員の話すスピードが半端ないから。ファーストフードというだけあって速さが売りですし、店側も早口でばんばん客をさばいていきます。しかもチェーン店ならではのマニュアルが確立したやり方によって、口に出すフレーズが基本的に決まっており、店員が言い慣れているせいか、とにかく喋るのが早い。だから言っていることがよく聞き取れず、うまく注文もできないというような事態が生じるわけです。

 

その難しさが特に顕著に出ているのがSUBWAYだと思っています。マックとかだと何とかバーガーのセットとか言うだけで注文は確定します。しかし、SUBWAYの場合、そんな簡単にはいきません。サイズを選んでメニューを選んで、パンの種類を選ばなくてはいけません。それでもって「チーズは入れる?」だの「トーストする?」だのと聞いてくる。

 

野菜を選ぶ段階になると、今度は自分でどの野菜にするか英語で伝えなくてはいけない。レタスとかトマトとかならまだしも、英語で何て言っていいか分からないともう駄目。あれもこれも入れたいのに、結局3-4種類で終わってしまったりね。そんでもって「ソースはどうする?」何てまた超早口で聞いてきて、これまた聞き取れない。

 

ようやく注文が終わったと思ったら、会計時に「コンボはどうする?」とこれまた例によって例の如く早口で聞いてくる。

 

私はもう行きつけになっているので慣れています。それでもまだ聞き取れなかったりするのです。もはや流れを熟知しているので、聞き取れなくても聞かれている内容が分かるのでどうにでもなるのですが。

 

しかし、この前エッグサラダを注文した際、「卵をパンに挟んでからトーストするか、トーストしてから卵を挟むか?」なんていうトラップを急に仕掛けてきやがった。2回ほど聞き返して、ようやく言っていることを理解したのですが、「おいおい、そんなこと今まで聞いたことなかったろう」と心の中で愚痴りましたよ。正直慣れてしまっているせいで、もはや何も考えずに注文を進めているので、普段聞かれないことを聞かれると急に戸惑ってしまいます。

 

もうほんと、「余計なことは聞いてくれるな、SUBWAY」という感じなわけです。