破天荒な海外生活ブログ

ニュージーランド、オーストラリア、そしてカナダ。転々と放浪中

100万人に1人の人材を目指すために最も優れた方法

何かの分野でトップに立つというのは言うまでもなく非常に難しいものです。スポーツで言えばオリンピックのメダリスト級の成績。誰もが到達できるものではなく、その道はあまりにも険しいものです。


しかし、特別な才能が無くても100万に1人の人材になることは可能というのが今回の記事の主題です。参考となったのはこちらの記事。

 

gendai.ismedia.jp

1つのことを極めるのではなく、希少性の高い人材になればいい。そのためにまずは1つの分野で「100人に1人」の人材を目指す。そこにあと2つ「100人に1人」の能力を身につければ、100×100×100のかけ算で100万人に1人の人材ができあがるというわけですね。


こういう考え方って凄く重要だと思います。ごく一握りを除いては、どの分野でプレーしたとしても、絶対に上には上がいますからね。その事実は決して覆りません。


だからこそ違う能力の組み合わせで攻める。自分の能力を線で考えるのではなく、立体的に考える。そうすると1つの分野に極端に秀でていなくても可能性がうんと広がりますよね。


特定の分野で本当の達人になるのではなく、複数の分野でちょっとした達人になる。そうすることで自分の希少価値が高まり、これからの社会を生き抜く上で大きな武器になると思います。


ちょうど1年くらい前にも似たようなことを書きましたが・・・

 

goodman-australia.hatenablog.com

 

どんな分野においても能力を伸ばすに越したことはありません。元の記事ではまずは「100人に1人」を目指すことを推奨されてますが、個人的には「10人に1人」でも「5人に1人」でも構わないと思います。かけ算すれば希少価値が上がるということに変わりありませんから。


この考え方が優れているのは誰しもが100万人に1人の人材になれるということを示唆している点です。


どれだけ頑張ってもエベレストには登頂できないかもしれない。でも、富士山くらいであれば大半の人が登頂できる。異なる様々な分野で、富士山クラスの能力を身につけてしまえば、希少価値で言えばエベレストクラスの能力を1つ持つ人に引けをとらなくなります。


例えば私は今旅行会社で働いています。今までの自分の経歴からすると全く畑違いの仕事であり、ツアーオペレーターとしてのスキルだけで勝負しては到底勝ち目は無く、差別化はできません。それでも会社の中で居場所を見つけられたのは、一応それなりに英語ができて、そこそこのコンピュータスキル(特にエクセル)があったから。旅行×英語×エクセル。100万人に1人の人材にはほど遠いけれど、こういうところで希少価値を生んで、何とかやっているという訳です。


今の仕事の話は凄く単純化していますが、実際もっと違う分野で人より優れた能力があったら、より面白くなりますよね。上の式に営業×会計なんて入れたらもっと強くなるし、さらにウェブデザイナー×マーケティングなんてのが加わったとしたら違う方向に裾屋が広がりそう。


本当に何でもいいと思うんですよ。趣味でも何でも。色々やっていると、その分野で特別秀でた力を発揮できなくても、必然的に希少価値が上がるんだということが分かっていれば、何事もやってみる価値はある。


まずはかけ算の1つの要素を作ることから。1/2でも1/3でも、まずはやってみることが大切です。