旅に出れば、何かが変わる
辛い、気分を変えたい。そんなときに効果があるのは「旅にでること」。
蔵前仁一著『あの日、僕は旅に出た』を読みました。
旅行に関する雑誌の出版の話もたくさん含まれているので、純粋な紀行文というわけでは無いのですが、こういう旅に関する本を読むの毎度のように自分自身も旅に出たくなるんですよね。
特に日本から出てみると、日本で当たり前だった常識が全く通じず、面白いことも大変なこともたくさんあります。場所によって常識や考え方が全く異なるという、その違いを認識するだけでも旅にでる価値はあると思っています。
本書ではインドを中心としたアジア旅行、アフリカ旅行について多くのページが割かれています。
多くの海外旅行を経験してきた人ってインドを進める方が多いですよね。この本も例に漏れず、インドの魅力について様々なことが書かれています。
やっぱりインドは日本の常識とはかけ離れているからこそ、旅先としても魅力が強いのでしょうね。私は今年の2月にベトナムやカンボジアなどの東南アジアの国々を訪れましたが、街の雰囲気や熱気、人の生活スタイル、交通網、食べ物・・・。あらゆるものが日本のそれとはかけ離れており、刺激を受けました。
きっとインドという国はもっともっと深く、考え方、感じ方などが全く異なるんでしょうね。インドに行って人生が変わったという人の話はよく聞きます。
ちなみにそのインドに関して、最近こんな記事を見ました。
インドの電車が「ドア開けっ放し」で走るワケ | 海外 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
この記事を読むだけでも、いかにインドという国が日本の常識が通用しない国なのかがありありと伝わってきますよね。
インドに限ったことではありませんが、本を読むだけでなく、そういう様々な国・都市を訪れて、現地の空気を感じるというのは、凄くいい経験になると思います。
今の環境とは違う空気を吸うという意味では、海外に出ることに限定する必要はありません。普段旅行をあまりしないという人であれば、国内の他の県に行くだけでちょっとした「刺激」を得ることってできますよね。
例えば一度も東京を出たこと無い人が大阪に行ったとしたら、間違いなく違いを感じる訳ですよ。テレビを見てれば大阪弁も聞き慣れているかもしれませんが、やっぱり現地に行ってそこの空気を感じるというのは、自分の実体験として蓄積されるので、行くだけでも意味があると思います。
旅行と聞いて思い浮かべる行き先は、やはり有名な観光地かと思います。しかし、現地の空気を吸うだけでも体験として面白いのだと思えば、わざわざ混雑した観光地に行かなくても結構楽しめるものです。例えそこでやることが無かったとしても。
多分インドって場所としてそういう面白さがあるんじゃないかなぁと勝手に思っています。別に観光なんかしなくてもいい。適当に歩いていれば、普段の生活からは想像もできない場面に出くわし、自分の視野が広がったり、脳に良い刺激になったりする。個人的にはベトナムに行ったときに似たような感覚を得られたと思っています。
交通カオス! ホーチミンシティのすご過ぎる道路事情 - 破天荒な海外生活ブログ
行き先はどこでもいい。旅に出れば何かが変わる。だから旅をしよう。
次の行き先はインドかなぁ。