破天荒な海外生活ブログ

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80歳になったときの後悔を最小限にするという考え方

下記はAmazonの創業者ジェフ・ベゾス氏の考え方が紹介されている記事です。

 

www.lifehacker.jp

 

主題は「やって失敗したことよりも、やらなかったことの方が後悔しやすい。」ということ。だから挑戦しようという論調はよく聞きますし、別段目新しいことはありません。

 

しかし注目すべきは、80歳になったときに今の自分をどう思うか想像すると語っていることです。

 

安定した銀行業の仕事をしているときに、オンラインで本を売る会社を作る決断したことについて、ベゾス氏は下記のように語っています。

 

80歳になって人生を振り返ったときの後悔を、できるだけ減らしたかったんです。80歳の自分は、挑戦したことを後悔しないだろうと思いました。インターネットと呼ばれる、おそらく重大事件になるであろうものに参加したことを後悔するはずがないと。たとえ失敗したとしても、後悔はしないでしょう。唯一後悔するとすれば、挑戦しなかったことに対して。その後悔はずっと続くことがわかっていたので、決断は驚くほど簡単でした。

 

「やらない後悔よりやる後悔を」とはよく言いますが、80歳になって人生を振り返ったときの後悔をできるだけ減らしたいという発想は正直ありませんでした。

 

「将来後悔しないように」という文脈での“将来”はせいぜい数年先を想定して語られることが多いと思うのですが、80歳という、なすべきことを全て終えることになるであろう年齢に達した時を想定する視点はさすがジェフ・ベゾスかなぁと。

 

80年を日数に換算すると29,200日。1日の中で何か大きな決断をしたり、とてつもなくよいことがあったり、悪いことがあったりしても、80歳になって振り返ってみれば、それは所詮人生の中でたった29,200分の1の瞬間に過ぎないわけです。

 

80歳という具体的な数字があることで、自分の人生の中の1日が占める尺度が分かります。どれだけ失敗して恥をかいても、所詮は29,200分の1。

 

じゃあ今の自分はどうなのか。80歳になって今の生活を振り返ったときに後悔しないと言えるだろうか。正直に言って、今のままいくとあれもやっておけばよかった、もっとこうすればよかったと後悔するようなことばかりだろうと思います。

 

こんなんでいいはずがないという認識はしているのですが、考え無しで動いて進むべき道が分からず迷走しているのが今の自分の状態。

 

進むべき道なんか考えずに、そのまま突っ走って行けばいいのかもしれませんが、今向かっている方向に自信が無く、結局色々と進路を変えてしまっているのですね。どうしたものやら。

 

80歳になって振り返ったときに後悔しない人生。実現できたらいいと思いますし、少なくともそういう人生を実現したいという意識を持つだけで自分の行動が変わるかもしれません。

 

goodman-australia.hatenablog.com