破天荒な海外生活ブログ

ニュージーランド、オーストラリア、そしてカナダ。転々と放浪中

クリックはオンラインメディアにおける投票権 責任を持ってクリックしよう

インターネット上に情報が溢れる今の時代、自分が受け取り、そして拡散する情報を選択するのは私たち次第です。

 

どのニュース記事をクリックするか、どのフェイスブックの投稿にいいねを押したりシェアしたりするのか、どのツイートに対してリツイートするのか。その結果として情報が拡散されたり炎上したりすることがあります。そんな影響力を考えると、元の情報を発信する側だけでなく、その情報を受け取る側でも情報の発信に寄与することができます。

 

また広告を主な収入源とするメディアは、当然どのような記事がよりクリックされるかをトラックしているでしょうし、私たちのクリックによってメディア形成に影響を与えているとも言えます。

 

つまり、ただクリックするだけという一見受動的に見える行為も、実は能動的な行為だと考えられますよね。クリックしたり、いいねしたり、シェアしたり、そんな多くの人が行う些細な行動の積み重ねでいつの間にか社会に大きな影響を与えるなんてこともあるわけです。

 

クリックという動作そのものがオンラインメディアにおける一種の“投票権”だと考えるのは行き過ぎでしょうか。選挙での1票1票の積み重ねが政党や候補者を決めるように、ネットユーザーのクリックの積み重ねがオンラインメディアの大勢を決めていくわけですから。

 

もちろん“クリック権”は全ての人に無限に与えられているものなので、選挙と比べるのは無理があるのは承知の上ですが、その重みは違っても社会に影響を与えるという意味で、微小ながらも責任が伴うべきものなのだと考えます。

 

私もしょーもない記事をクリックして読んでしまうことはよくありますが、貴重な時間を無駄にしたという自分自身に対する後悔があるだけです。しかし、その裏で「しょーもない記事」のアクセスアップに貢献してしまっている事実があることも見逃せません。

 

そしてその小さなクリックの積み重ねによって「低俗な悪しきメディア」が形成されるとしたら。そのことに微小ながら貢献してしまっているとしたら。そんなことを考えると、やはりクリックは投票の1種であり、責任を持って投じたいなぁなんて思っています。

 

こんな記事を書こうと思ったきっかけになったのが下記のTEDトーク。ご参考まで。

サリー・コーン: クリックするものを選ぼう | TED Talk | TED.com

www.ted.com