破天荒な海外生活ブログ

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私がレーシック手術を受けた理由

こんな記事を見つけたので、今日はレーシックについて書いてみたいと思います。

 

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何を隠そう、私もレーシック手術を受けた一人です。私は昔から、近くのもの(紙面の文字を読むときなど)を左目で、遠くのものを右眼で見るという謎の習慣を持っており、そのせいで左眼の視力が極端に悪くなってしまいました。

 

会話の中で相手を見るときは、私は右眼だけを使ってみてしまうので、左眼が変な方向に向いているときがよくあります(笑)。中学生のときにカメレオンみたいだねと指摘されて初めて気づいたのですが、実は未だにその悪しき習慣は治っていません。右の眼球はしっかりと中央に、左の眼球が思いっきり左端(相手からみたら左端)に寄っている状態といえば分かるでしょうか。

 

実際に視力の悪化に気づいたのが高校生のときで、それ以来学校に行くときはコンタクトレンズを常時使用、帰宅後はコンタクトを外してメガネという生活を送っていました。学生の頃は本といえば漫画しか読んでいなかったので、そもそも視力が悪くなったのはテレビの観過ぎ、ゲームのやり過ぎが原因と思われます。

 

コンタクトレンズをつけるのも、メガネをかけるのも大嫌いだったので、丁度そのころ一大ブームとなっていたレーシック手術を受ける決断をしたのです。確か平成19年か20年だったはずで、まさに記事の中に出てきているピークの年ですね。

 

当時はまだレーシックなんか半信半疑だったし、正直手術を受けるのは怖かったです。ただ母親の知り合いが手術をしたという話を聞いて、そのとき一気にレーシックというものが自分の中で現実的になったのですよね。身近な人の実例を知って、不思議と恐怖が和らいだわけです。

 

費用は確か12万円ほどだったと思います。学生の身分ながらアルバイトで稼いだ貯金をはたいて手術を受けました。

 

裸眼で生活できるようになるのであれば、私にとって12万円なんてちっぽけなものでした。20万かかったとしてもやっていたと思います。コンタクトもメガネもいらない生活を想像するだけでワクワクしていましたからね。どれだけ私がコンタクト・メガネ嫌いだったかお分かりになるかと思います。

 

手術の結果、元々右0.1、左0.01だった視力が両目とも1.6まで回復しました。その後数年間は0.1~0.2程度下がった程度でおおよそ視力を維持してきました。ここ最近は視力を測る機会が無かったのですが、裸眼で何の不便も無く生活できているので、手術の結果には大いに満足しています。思い返してみれば裸眼生活に戻って既に8年が経過しており、何だかメガネをかけていた自分がもはや想像できません(笑)。

 

そんなレーシック手術ですが、記事にもある通り、症例数は減ってしまっているみたいです。

症例(手術)数は12年の2万件から徐々に増加し、20年には45万件となった。しかし、21年から減り始め、26年は5万件で、20年の9分の1だ。

 

原因としてレーシックに対する悪いイメージがついてしまったこと。保険適用外なのでコストがかかること。コンタクトレンズやメガネの性能が上がったことなどが挙げられていますね。

 

コンタクトレンズやメガネの性能が上がって満足できるようになったのであれば、それはいいことだと思います。しかし、不必要にレーシックに対する悪いイメージを抱いてしまっているとしたら、考え直す価値はあると思います。

 

それでも安いからという理由で選んでしまうのはやはり危険でしょう。人生を左右するほどの手術になるので、極端に安さを追求すべきではないと思います。多少高くても、今後何十年とかかるコンタクトレンズやメガネの維持費用を考えると、コストパフォーマンスそのものはそこまで悪くないはずですから。

 

そして記事の最後にある通り、

 

手術を考えている人は、メリットとデメリットをしっかり把握し、信頼のおける医療機関を選ぶことが大切だ。

 

この点が何よりも重要だと思います。自分なりにどれだけのリスクがあるのかを検討し、とにかく信頼できる医療機関を選ぶこと。大きな決断になるとは思いますが、裸眼生活に戻りたいという人はレーシック手術を一つの選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。