Suicaの実力 - 海外の交通系ICカードと比べてみる
海外で長期滞在したり旅行したりする中で、必ず利用するのが公共交通機関。
国、都市によってはバスしか使えなかったり、そもそも公共交通機関そのものが無かったり(カンボジアのシェムリアップとかね)、と事情は様々です。しかしそれなりに経済的発展を遂げた国であれば電車が公共インフラとして機能しています。電車があれば駅がある。駅があれば改札があります。
そしてその改札を通るときによく使うのがICカード。事前にチャージしておいて、ピッと触れる(かざす)だけで通れるあの利便性は今となっては当たり前ですよね。もちろん海外でも利用されています。
しかし海外で交通ICカードを利用してみると、その処理速度の遅さに不満を覚えてしまいます。日本のSuicaやIcocaの処理速度に慣れている私たち日本人は、ほぼ全員同じような不満を抱くのではないかと想像します。
それに関して書いてある下記の記事は非常に面白いので、一読の価値ありです。
Suicaの処理速度の速さは厳しい要求仕様からきていたそうです。なるほど。
電車利用者数がとてつもなく多い日本では、「人の渋滞」を防ぐためにも0.2秒が要求されると。
何か単純に日本人はせっかちだから、自然と処理速度の速いものが出来上がったものだと思っていましたが、ちゃんとした論理的背景があったわけですね。
そういう意味では海外の交通系ICカードの処理速度が遅いことにもうなずけます。特に電車利用率が低い都市などでは人の渋滞が起こることも無いでしょうし、1-2秒の処理速度のために力を入れる必要も無いんでしょうね。
メルボルンにはMykiカードと呼ばれるICカードがありますが、処理速度はメチャクチャ遅いです。2秒くらいタッチしていないとゲート空きませんから。
それに比べるとバンクーバーのCompassと呼ばれるICカードはかなり快適。日本ではICカードを久しく使っていないので比較が難しいのですが、全く不満の無い処理速度が出ています。特にメルボルンから来たあとだからそう思うのかもしれませんが。
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