過去500年、教育のスタイルは変わってないらしい
ブログマラソン355日目。
例によって例の如く、「今日のTED」オンリーです(笑)。
「今日のTED」
アナン・アガワル: オープン・オンラインコースが今なお重要な意味をもつ訳は | TED Talk | TED.com
先日大規模オンライン講座MOOCのカーンアカデミー創設者によるプレゼンを紹介しましたが、今回は同じMOOCのedX学長によるプレゼンです。
教育の基本は過去500年でほとんど変化していないっていうのは、確かにそうだなと納得させられました。技術革新によってあらゆるものが変化を遂げてきたにも関わらず、教育の現場は相変わらず教師が教壇に立ち大勢の生徒に対して授業を行うという、アナログスタイルをずっと続けています。
私は別に教育の場に関わったことなど無いにも関わらず、こうやって何度もオンライン講座について取り上げるのは、私自身伝統的な学校のスタイルがあまり好きでは無かったからだと思います。
一般的な公立の中学・高校では生徒の成績に関わらず、皆が同じ時間に同じ水準の授業を受けなくてはいけません。
そうなると一度授業についていけなくなったが最後、もうそれ以降その授業に対するモチベーションを失うことになります。逆に授業が簡単すぎる場合も、もはやその授業を受ける意味は無いでしょう。
人によって得手不得手があるし、その人のペースというものがあります。今のような教育体系だと、それぞれの生徒の得意分野では退屈させ、苦手分野では落ちこぼれさせるだけのような気がしてなりません。
私は大学受験に向けて予備校に通っていましたが、そのとき選択したのがビデオ講座を売りにしていた東進ハイスクールでした。「今でしょ」で有名になった林修先生も講師を務めていますね(私は国語の授業は受けていませんでしたが)。
東進を選んだ理由はただ一つ。自分のペースで進められるビデオ講座に魅力を感じたからです。普通の教室での授業を撮影しているだけなので、ソフト面が充実しているMOOCとは決定的な違いがありますが、やはりいつでも一時停止ができたり、分かりにくかった箇所を巻き戻しできたりする機能は非常に使い勝手が良かったです。
今振り返ってみても、あの退屈な授業の数々でどれだけの時間を無駄にしてきたのだろうと、やるせない気持ちになってしまうほどです。もちろん中には面白い授業もありましたが、そんなのは1,2割ほどでしょう。
まぁどんな授業であれ長時間耐えさせるという、忍耐力を鍛える側面もあるのかもしれませんが(笑)、そんなことは別に機会を設けてやればいいだけの話です。
というわけで、私が何度もMOOCを取り上げる理由は個人的に期待しているから。ぜひアメリカだけでなく、日本の教育全体に浸透していって欲しいなぁと願っています。
goodman-australia.hatenablog.com
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