破天荒な海外生活ブログ

ニュージーランド、オーストラリア、そしてカナダ。転々と放浪中

英語学習マニアの是非

ブログマラソン337日目。

 

TEDの感想を書いていたら長くなったので、今日は「今日のTED」のみ(笑)。

 

「今日のTED」

Jay Walker: The world's English mania | TED Talk | TED.com

www.ted.com

 

ビートルズマニア、スポーツマニア、宗教マニアなど多くのマニアが存在する中で、現在世界中に「英語学習マニア」が増えているという話の中で、特に中国を取り上げています。

 

世界中で20億人以上が英語を学習している中で、その大半を中国人が占めており、この動画の中でも中国での英語学習熱が紹介されています。

 

中国人の爆買いが昨年日本でも話題になりましたが、海外にいて感じることは、中国人は旅行だけでなく、留学やビジネスでどんどん海外に進出しています。それはもうものすごい数で、どの都市に行っても中国人はたくさんいるし、私もしょっちゅう中国人に間違えられます(笑)。

 

その背景に、本動画で出てきていたような中国の国家上げての英語教育が影響しているのでしょう。英語に費やす時間を増やせば、他のことに費やす時間が減るわけで、この熱気に包まれた英語教育の是非はともかく、英語力という点だけで見るとちょっと日本人は敵わないですよね。

 

「英語を学習することで機会が増える」ということは私も実感としては持っています。特にインターネットで大量の情報が手に入る今、オンラインで得られるもの、学習できるものはたくさんあります。しかし、英語での情報は日本語でのそれと比べて桁違いに多いでしょうし、日本語では手に入らない情報が英語では手に入るという状況が当然のようにあります。

 

先日紹介したMOOCなどのオンライン講座もそうですが、アメリカがプラットフォームを作ってそれが世界中に広がっていくというパターンは未だに数限りなくあるわけで、英語が分かるとそういったものにより早く、そしてより多く触れることが可能になるのは事実だと思います。

 

本動画でも地球温暖化問題、貧困問題など世界規模の話により多く関われるようになるということを説いていますね。数学が科学の共通言語だとしたら、英語は問題解決の共通言語であると。

 

日本でも「英語学習を始める年齢の引き下げ」や、「大学入試にTOEFL導入」など、色々と英語教育の改革を検討しているようですが、何だか表面的過ぎる気がします。昨日も書いた通り語学力よりも話す内容の方が大切だし、基本的なコミュニケーション能力を持った人で英語を学ぶ意志が備わっていれば、結構短期集中で一気に英語は身につけられると個人的には思っています。

 

インド人や中国人が話す英語を聞いていれば、いかに発音・アクセントがどうでもいいかが分かります。英語はただのツールであるということを忘れてはいけないなぁと思います。

 

goodman-australia.hatenablog.com