破天荒な海外生活ブログ

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交通カオス! ホーチミンシティのすご過ぎる道路事情

ブログマラソン287日目。

  

タイのバンコクからベトナム入りしたのが3日前。いきなり空港からのタクシーでぼられたので若干意気消沈気味でしたが、気を取り直して2日間ホーチミンシティ(以下ホーチミン)内を歩き回っていました。

 

ホーチミンに来てまず目につくのは何といってもモーターバイクの数です。途切れることなく道路を走るバイク、バイク、バイクの波。その数の多さは尋常ではありません。ホーチミンは人口約800万人の大都市であり、300万人以上の人がバイクを所持しているそうなので、実際に目にする交通事情にもうなずけます。

 

そもそもベトナムは公共交通機関が全くと言っていいほど発達しておらず、市民の足はバイクか車であり、観光客の足はバイクタクシーか通常のタクシーがメインとなります。これだけの人口を抱えながら電車やバス(*)が整備されていないとなると、道路の混沌ぶりは推して知るべしです。

(*)一応市バスは走っています。

 

数年前に出張で訪れた上海と台北、そして今回の旅行で訪れたクアラルンプールやバンコクの交通状況もなかなかひどかったですが、ホーチミンのカオスぶりは本当に群を抜いています。大きな交差点ですら信号が無いのが当たり前で、信号があったとしても動いていなかったりします。無意味にクラクションが鳴り響いているのも特徴の1つです。

 

そしてバイクが歩道を走るのは日常茶飯事ですし、一部の通りでは物売りと駐車してあるバイクが歩道を占領しており、歩く隙間も無いほどです。そのせいで車道を歩かざるを得ないことも多々あり、歩行者にとっては常に危険が伴います。アジアで最も歩きにくい都市といっても過言では無いかと思います。分かりやすい写真が撮れなかったので、その混沌ぶりが分かりやすいような動画のリンクを張っておきます。

Crazy Traffic in Saigon - Ho Chi Minh City - Vietnam HD

 

こんな信号が無い道でバイクが途切れることなく走っているので、途切れる隙を見て渡ろうなんて考えていると永遠に渡れないのです。私も最初来たときはどうやって道を渡るのかが分からず、地元の人の横(後)について一緒に渡ったりしているうちに自然と地元の人がどうやって道路を渡っているのかが分かるようになりました。道路の渡り方を学ぶなんて幼稚園児みたいですが(笑)、ホーチミンで道を渡るにはやはりコツがいります。

 

大事なことは、バイクは小回りがきくため歩行者を避けることができるという事実です。当然車にはそれができないため、道を渡るタイミングは車の波が途切れるときを狙います。そしてバイクが来ていたとしても、ゆっくり歩いていればバイクは勝手に歩行者を避けてくれるのです。

 

ただし、大量のバイクが走っているときを避けるに越したことはありません。車が途切れてなおかつバイクの数がまばらになれば、ゆっくり歩いて渡ることができます。それでも必ずリスクは伴いますので、慣れない内は地元の歩行者にくっついて渡るのが間違いないかと思います(それでもリスクがあると思ってしまうくらいの、ひどい交通状況です)。

 

ホーチミンについてはまた日を改めて記事にしてみたいと考えていますが、この都市は私が今まで訪れた都市の中で最も大きなカルチャーショックを受けた場所です。東南アジアの強烈な熱気が感じられる都市ホーチミンシティ。正直言うと海外旅行初心者にはおすすめしませんが、一度来てみる価値はあるかと思います。