ベトナム戦争の歴史を綴る博物館
ブログマラソン285日目。
ホーチミンシティ1日目。体はくたくたに疲れていたもののホテルにいてもやることがないので、早速ホーチミンの観光名所の1つである戦争証跡博物館に行ってきました。
この博物館はベトナム戦争に関する多くの写真が展示されており、世界各国から多くの観光客が訪れます。市の中心地から徒歩圏内に位置しているのでアクセスも良いところです。
私は世界史に疎いので、もっと事前に勉強してから行けばよかったかなぁと思っていますが、館内にはしっかりとベトナム戦争の背景に関する記述もあります。基本的にはベトナム語と英語での記述のみでしたが、日本人の戦争カメラマンが撮影した写真が並んでいるところなどには併せて日本語での解説もありました。
館内には本当に多くの写真が展示されており、生々しいものも数多くあります。戦時中の死体の山の写真や、アメリカ軍によって落とされた枯葉剤の影響で生まれた奇形児の写真など、思わず目を覆いたくなるものばかりでしたが、それだけリアルにベトナム戦争の凄惨さを見せてくれます。
館内を回っている間は本当に痛々しい気持ちになり、涙が出てくるほどでした。ありきたりな感想かもしれませんが、このような戦争の歴史を目の当たりにするといかに自分が恵まれた時代、恵まれた国に生まれ生活しているのかを実感させられます。
悲惨な戦争の記憶を風化させないためにもこのような博物館が存在するわけですよね。「観光名所」というと何だか楽しみにしてくるというような響きがありますが、実際に訪れた人はきっと何かを感じ取ってから帰っていくのだと思います。
ちなみに入場料は1万5千ドン(約75円)。気軽に入れるところなので、ホーチミンシティを訪れる際はぜひ立ち寄ってみてください。一見の価値はあると思います。