オーストラリアに来て知る、日本のカスタマーサービスの質
ブログマラソン244日目。
オーストラリアに来て知る、日本のカスタマーサービスの質
日本のカスタマーサービスの水準の高さは、海外に来たからこそ改めて感じたことの1つです。
オーストラリアでは日本と同じレベルのカスタマーサービスを期待するべきではありません。英語ではYou get what you pay for (YGWYPF)という諺があり、値段に相応したものを得られるというような意味を持っています。その言葉にも現れているように、オーストラリアでは日本に比べると、支払う額とカスタマーサービスの質の比例関係が顕著になっているのではないかと勝手に想像しています。
日本にも安かろう悪かろうなんて言葉はありますが、安くてもサービスの質が高いところはたくさんありますよね。オーストラリアではその感覚がもっとシビアで、安いところではカスタマーサービスなどとはとても呼べない対応をされるのは日常茶飯事。何なら店員のほうが偉いというような空気を感じることすらあるくらいです。
別にそのサービスに対して目くじら立てて怒るほどのものではありませんし、普通と言われれば普通です。あくまでも日本のレベルに比べると低いですよ、というお話です。
まぁだからこそなのか、こっちで日本人のお客さんを対応していると、サービスに対する期待値が高い人がたくさんいるのですよね。うちのスタッフは日本人が多いので、それなりに高いサービスを提供できているつもりではいますが、それでもここはオーストラリアです。完全に日本式の丁寧なサービスを提供というわけにはいきませんし、雑な部分もあります。
そういうところも含めて、「ここはオーストラリアだから仕方ないよね」くらいの寛大な気持ちを持ってきてもらえるとありがたいのですけどね。こっちに長く住んでいると、「その程度で文句言うな!」という気持ちになることは正直何度もあります。自分がオージースタイルにどっぷり浸かってしまっている証拠でしょうか・・・。
うちの施設は他に比べて安いのです(今年また値上げしたけれども)。しかし、日本から来るお客さんはメルボルンの家賃の相場なんか知らないので、やはり期待して来てしまうのですよね。こんなこと言うと元も子もありませんが、期待しないでください(笑)。期待値が低ければ、実際に来たときその期待を上回ってくれる可能性は高いので、オーストラリアに来るときはサービスに対する期待値を下げておきましょう。何を買うにもYGWYPFです。特に日本の質と比べるのだけは止めてほしい(笑)。