破天荒な海外生活ブログ

ニュージーランド、オーストラリア、そしてカナダ。転々と放浪中

ブログマラソン203日目 - 海外生活3年間を経て思うこと

ブログマラソン203日目。

 

海外生活3年間を経て思うこと。

 

2012年11月25日。3年半勤めた会社を辞めた後、ニュージーランドへと旅立った日。期待と不安を抱えながら、初の海外長期生活を始めてからもう3年の月日が流れてしまいました。

 

もともとニュージーランドで1年留学、1年ワーホリという2年計画で、今頃は日本に戻って既に新しい仕事を始めている予定でした。それが結局オーストラリアに来ることになり、また今後はカナダ、ニュージーランドへのワーホリも計画することになり、当初の予定から大幅に変わっています。

 

人生そんなもんでしょ、と言われればその通りで、大学卒業後は大手企業に就職して定年まで勤務するという日本の慣習的な人生設計から外れてしまった自分にとっては、「予定通り」何てことはもはやどうでもいいことです。5年後、10年後自分がどこでどんな仕事をしているか全く想像がつきません。何なら2,3年後すら想像がつかないですし、具体的な予定もありません。

 

周りからは自由奔放で羨ましいと見られることも、既定のレールから外れた落ちこぼれと見られることもあります。自分としても、人とは違う人生を過ごしてやってるぜ! という何となく「してやったり」感を持っている一方で、自分は一体何をやっているのだろうと、とてつもなく大きな不安に悩まされる瞬間も多いです。

 

こんな生活をしているので、30歳を過ぎたというのに貯金はほとんどありませんし、これからまた一時的に無職になるので倹約生活を余儀なくされます。それでも直近で大きな支出の予定は特にありませんし、意外と金銭的な不安はあまりありません。生活するだけのお金を稼ぐだけならどうにもなるだろうという楽観的な意識がありますし、結婚もしていないので、お金をかけるような場面がそもそもありません^^;

 

私が一番不安に思っているのは、今の海外生活が将来どのような形で実を結ぶか一切確信が無いからです。「人と違うことをやっている」という実感は所詮他人との比較でしか無く、それは「自分がやりたいことをやっている」とは同意では無いのです。自分がやりたいことをやって、その結果人とは違うユニークな人生になるとしたら、それはすごく魅力的な人生だと思います。

 

しかし私の場合、「人とは違う」ということだけが先行してしまい、自分のやりたいことが伴っていません。そんなことをしているうちに「やりたいこと」が見つかればいいのですが、そう簡単にはいきません。情熱を注ぎこめるような何かが一切ないことが今の私の大きな不安の種です。

 

ただこの3年間の海外生活で学んだことはかけがえのないものです。日本で生活を続けていたら決して知ることのできなかったことは数えきれないほどありますし、自分を変えることができたという実感があります。単純に理系から文系に移ったという表面的な変化だけでなく、新しい環境での生活、仕事を通して色々な物事に対する耐性が強くなり、圧倒的に視野が広くなったのは私にとって大きな収穫です。

 

今後は海外生活が当たり前になった状態で次のステップに進む段階です。先にも述べたように、自分がどんな場所でどんな仕事をしているかは全く分かりません。分からないこそ不安もあるし、ワクワクもします。そんなちょっとした刺激を抱えながら、新しい3年間を開始させたいです。