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ブログマラソン171日目 - 私の読書遍歴 星新一~司馬遼太郎- 読書習慣を作った作家

ブログマラソン171日目。

 

私の読書遍歴 星新一~司馬遼太郎- 読書習慣を作った作家

 

学生の頃は国語が大嫌いだった。いや、今でも学校で教えられるような「国語」は好きじゃない。文学の作品の一部を引っ張ってきて、著者の心情を述べよとか、傍線の部分を言い換えている箇所はどこかとか、「そんなの知るか!」と思うようなことばかりだった。学校の授業が嫌いなのは国語に限ったことではないが、そんなこともあって私は読書を一切しない子どもだった。

 

そんな自分でも今では読書をするようになった。読書が趣味とは声を大きくしては言えないけれど、一応人並み程度には読むようにはなった。そうなったのは母親の影響が大きい。たまたま実家の本棚にあった星新一の作品を手に取って読んでみた(というか読むように勧められた)ことを機に、次第に読書習慣が生まれるようになったのだ。

 

星新一はショートショートの神様と呼ばれており、短編小説よりも更に短いSF作品を多く残している。一話一話が短い上に難しい表現は使われていないので、非常に読みやすく、読書初心者だった私にとっては大変ありがたい作家だった。結果的に中学時代は星新一を読みふけっていた気がする。

 

そして星新一に飽きてきた頃、私が読み始めたのが司馬遼太郎。これも実家の本棚にあり母親が好きで読んでいたものだ。初めて手にした作品は『燃えよ剣』。新撰組副長土方歳三の生涯を描いた作品。星新一を読み慣れていた私にとっては非常に難しかったけれど、それでも読み切れたのは、とにかく内容が面白く新鮮だったから。これをきっかけにして中学時代の終わりから高校生の終わりまでひたすら司馬遼太郎を読み続けた。有名なやつもそうでないやつも大抵読んだ。『国盗り物語』、『新史太閤記』、『関ケ原』、『竜馬がゆく』、『功名が辻』、『義経』、『世に棲む日々』・・・。数え上げれば切りがなく、自分でもよくこんなに読んだなぁと感心するほどだ。国語も社会(歴史)も嫌いだった人間が、司馬遼太郎の作品を読み漁るというのも何だか奇妙なものである。

 

そして高校3年。丁度代表作の一つである、秋山好古、秋山真之を主人公に日露戦争を描いた『坂の上の雲』を呼んでいる段階で受験期に突入。全8巻の内、6巻まで読んでいたのだけれど、受験終了時には内容をすっかり忘れており、途中から読み始めるのが不可能となってしまったのだ。せっかく日本海海戦が始まって一番盛り上がるところだったのに・・・。結局『坂の上の雲』に関しては完読していないまま今に至る。

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