破天荒な海外生活ブログ

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ブログマラソン160日目 - 履歴書は自己分析結果では無く、自分を魅せるツール

 ブログマラソン160日目。

 

履歴書は冷静な自己分析では無く、自分を魅せるツール

 

以前の記事にも書きましたが、私は現在履歴書作成に悪戦苦闘しております。履歴書を書く際は、自分を客観視して評価しなくてはいけません。自分には何ができるのか、何が得意で、どんなことに貢献できるのか。自分の経験・能力をリストアップして、いかに魅力的な履歴書にするかを考えるのは、中々骨の折れる作業です。 

goodman-australia.hatenablog.com

 

以前の記事では履歴書は自己分析に最適のツールと書きました。しかし、履歴書は自分をアピールすることを目的としているので、実際には単純な自己分析結果を書くわけではありません。自己分析そのものは必要ですが、アウトプットの要素として自分の苦手なことを挙げる必要性が無い分、精神的には気楽かなという気がします。自分を魅せる場なのだから、わざわざ自分を小さく見せる必要は無いし、少し盛って大げさに書くくらいが丁度いいというものです(嘘をつくのではなく)。

 

私は立場上、たまに採用を担当することがあります。主に日本人が対象ですが、最初のステップとして、送られた履歴書を見て面接対象を絞り込みます。ワーホリで来ている人が大半で、語学学校に通ったことがある人が多いです。

 

そんな中、共通して何だかなぁと思ってしまうのが、ほとんどの人が語学学校を“学歴”として書いてくること。しかもレベルはPre-Intermediate(初中級)です、なんて平気で書く人がいるのですが、それはマイナス効果しか無いから本当に辞めた方がいいです。語学学校なんてそもそも学歴としてカウントすべきではないし、採用する側もそんなことには興味ないですからね。日本人カウンセラーの手伝いをしていたとか、学校内のアクティビティの企画に携わっていたとかならともかく、ただ語学学校に通っただけなら書く意味がありません。しかもここはオーストラリアです。母国語が英語の国で、英語学校に通い、レベルは初中級です、なんて「私は言葉を話せません」とわざわざ宣言しているようなもの。英語は話せて当たり前の世界ですから、仮にレベルが中上級、上級の人でも語学学校の記載は一切不要です。

 

少しでもコミュニケーションが取れるのなら、学歴のところは削除して一言“Fluent(流暢)”と書けば済む話です。前述したとおり、履歴書は自分をアピールする場なので、自信持って誇張できるところは誇張すべきです。それに流暢かどうかなんて主観的な評価でしか無いので、本当に流暢かどうかは面接で判断してもらえばいいのです。実際、私も面接してみると「十分英語話せるじゃん」と思うことは多いです。

 

だからこそわざわざ記載してしまうのは勿体無い。私が働いている会社は小さく、応募自体も少ないので、人を厳選している余裕はありません。だからこそとりあえず面接まで通す確率は高いわけですが、もしもっと大きな会社への応募となると、履歴書の選考段階で切られる可能性が高くなってしまいます。

 

日本人は真面目で謙遜してしまいがちです。それはそれで人柄として評価されるポイントではあると思います。しかし、履歴書のように言葉面だけで判断されるときは、謙遜しても何の得にもなりはしないので、大げさに盛る技術も必要になるかと思います。外国人だったらカタコトで変てこな日本語を話していたとしても、平気で俺日本語ペラペラなんて言いますからね。それでも仕事を取るという大きな目的がある以上、それくらいの根拠の無い自信は必要です。

 

自分の書いている履歴書はどうなんだと言われると、それはそれで自信は無いのですが、少なくとも自分をわざわざ小さく見せる表現は使っていません。私もExcellent communication skillとか平気で使いますからね。

 

嘘をつかない程度に誇張して自分を魅せる。真面目な人からすると少し抵抗してしまうことではあると思いますが、それこそが履歴書を書く上での重要な要素だと思っています。これからワーホリで海外に出かけて仕事を本格的に探す方がいたら、参考になれば幸いです。

 

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