破天荒な海外生活ブログ

ニュージーランド、オーストラリア、そしてカナダ。転々と放浪中

ブログマラソン124日目 - 外国語での情報収集が効率的になる条件

ブログマラソン124日目。

 

外国語での情報収集が効率的になる条件

 

昨日、池上彰氏と佐藤優氏の対談本を紹介しましたが、その中に彼らの情報収集術について語る場面があります。海外在住の私にとって気になったのは、やはり英語(外国語)での情報収集についての話題です。外国のニュース-例えばCNN-から情報を得る際も、日本語版のサイトを利用するという話の流れで、佐藤氏が外国語での情報収集に言及している箇所があります。

 

それは情報収集の鉄則です。まずは自分の母国語で取ること。次善の策として、母国で取れないものに関してのみ、自分のできる外国語を使う。母国語と外国語では、情報の収集の効率性と読むときの疲れがまったく違いますから。

 

まぁ当たり前と言えば、当たり前ですね。英語でも、特に動画や音声のソースだったら、ニュースの概要を追うには十分です。しかし、そのニュースについて深く知り、解析し、自分なりに噛み砕いて解釈するという段階になると、英語では正直苦しくなります。情報収集を第一の目的とするならやはり日本語を利用すべきでしょう。

 

私もJapan Times、ABCニュース(オーストラリア)、BBCラジオ等を利用して世界のニュースを追いかけていますが、外国語での情報収集は非効率的であるのは分かっているし、どちらかというとこれらのサイトを利用するのは英語学習の面が強いです。

 

ただし、ある条件のもとでは英語の方が日本語よりも効率的に情報収集できる場合があります。それは比較的簡易な情報を耳から大量にインプットする場合です。文字からの情報に限れば圧倒的に日本語の方が速くて正確に情報を得ることができます。しかし、音声からの情報の場合、英語の方がより速く情報を得ることができます。単純に英語は話し言葉として非常にリズミカルなので、言葉の流れる速度が日本語に比べると速いのです。日本語に比べて正確さには劣りますが、自分の知っている、聴きなれている単語やフレーズの範囲内の情報であれば、量の観点だけでいうと英語の方が効率的になり得ます。

 

例えばNHKのニュースとABCやBBCのニュースを観比べて(聴き比べて)みると、同じ情報量でも英語の方が短い時間で済む気がします。気がしますと書いているのは、実際に実験したわけでは無いので、あくまでも個人的な実感としての違いです。

 

実際、日本のニュース番組をテレビで観ていると、「もっと早くしゃべってくれー」とイライラすることはよくあります。ゆっくり丁寧に話すのも1つの文化・慣習なのですかね。あるいはただの言語としての特性でしょうか。ゆっくり話すだけでなく、同じニュースに何十分も時間を費やす(同じようなことを繰り返す)のは日本のメディアの特徴なのかもしれません。私としては、日本語の早口ニュースとかあったら結構需要があると思うのですが、皆さん如何でしょうか。

 

goodman-australia.hatenablog.com