破天荒な海外生活ブログ

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ブログマラソン123日目 - 書評『新・戦争論』

ブログマラソン123日目。

 

書評『新・戦争論』

 

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『新・戦争論』はジャーナリストの池上彰氏と作家で元外務省主任分析官の佐藤優氏の対談本です。歴史と紐付しながら様々な時事問題について語り合っています。タイトルの通り主題は戦争についてですが、他にも様々な分野の問題を取り扱っています。

 

初版発行が2014年11月なので、こういった時事問題を扱う本を読むには少々遅きに失した気がしますが、様々な問題をどういった視点で読み解いていくのかという本質は変わらないはずなので、十分楽しめました。とはいえ、極端に古いわけでも無く本書に出てきたほとんどの問題は現在進行形で続いているので、ここ1年のニュースを振り返るという意味でも役に立ちました。

 

この本を読むと、彼らの知識の深さ、会話の幅の広さ、情報収集力と分析力の高さに圧倒されます。職業柄当たり前なのかもしれませんが、こうやって対談本として彼らの会話に身近に触れると改めてその凄さを実感すると共に、自分がいかに無知なのかを思い知らされます。

 

私は時事問題について深く語れるほどの知識もモチベーションも持ち合わせていないので、本書の詳しい内容については割愛しますが、知識の無い私だからこそこの本から学ぶべきことはたくさんありました。

 

この本を読んで学んだこと

・情報収集力の重要性

・情報を多角的に分析することの重要性(有用性というべきか)

・複数のソースからの情報を比較する重要性

・読書の重要性

 

重要性と書きましたが、私は政治家になりたいともジャーナリストになりたいとも思っていないので、彼らのような高いレベルの情報収集力・分析力が必要なわけではありません。しかし、こういった能力はどんな仕事でも応用できるものだと思うので、重要性というよりは有用性と言うべきかもしれません。

 

海外に来てからというもの、あまり積極的にニュースを追いかけておらず、インターネットで主要なニュースだけ見ているという状況です。紙の新聞購読は難しい状況なので、せめて複数のオンラインニュースから情報を追いかけられる状況を作りたいと思っています。私が現在利用しているのは日経オンラインのみなので、もっと情報収集ということに関して視野を広げて、意識的に取り組みたいと思います。