ブログマラソン49日目 - 速読速聴・英単語でボキャビル
ブログマラソン49日目。
速読速聴・英単語でボキャビル
英語の勉強といえば単語帳にある単語をひたすら丸暗記。大学受験で苦労した人もたくさんいるでしょうし、私もその1人です。とにかく覚えた隙から忘れていくことの繰り返し。あまりにもつまらないのでこの英単語帳によって英語嫌いになる人が多いことは想像に難くありません。
しかしながら英語学習に語彙力の強化が欠かせないことは事実であり、特に日常会話の域を脱するには必要不可欠でしょう。いくら海外で生活していても、日常会話の中や英文を読む中で出会う単語を自然に覚えるだけでは、語彙力の強化という意味では限界があります。やはり手っ取り早い方法は単語帳を使用して人工的に出会う新しい単語数を増やすことだと思います。
そこで今日は私が語彙力強化のために使用していた単語帳を紹介したいと思います。結構有名なやつだと思いますが、Z会が出版している「速読速聴・英単語」です。レベル別で色々なシリーズが下記の通り発行されています。
- Basic 2400
- Daily 1500
- Core 1900
- Opinion 1400
- Business 1200
- Advanced 1000
そもそもこの「速読速聴・英単語」は文脈の中で英単語を覚えることをコンセプトとしており、どのシリーズでも文章ありきで、その中に出てくる単語に焦点を当てています。私が大学受験時に使用していたのは3のCore 1900です。これは英字新聞の記事などから抜粋されているもので、内容自体は少しとっつきにくいところもありますが、語彙力強化という意味ではものすごく役に立った単語帳です。
私はDUO単のように一文だけの例文から学習するのが苦手です。ただただ単語が羅列されているものよりは大分ましですが、どうしても退屈だと思ってしまうので結局すぐに諦めてしまうのが落ち。しかし、この「速読速聴・英単語」の場合、それなりに長い文章を使用しているので文脈の中で単語を頭に入れることができます。やればやるほど飽きることは飽きるのですが、ストーリー性があるので何度も読むに堪える、聴くに堪える構成になっているのが大きな特徴だと思います。何度も繰り返すことは学習の基本ですよね。大学受験時に、Core 1900の最初の10-15記事は100回くらい音読とリスニングを繰り返しました。今はさすがに覚えていませんが、当時は記事をほぼ暗唱できるほどでした。海外生活を始めてからは特にリスニング学習に重きを置いてきているので、今はPodcastをひたすら聴きまくっています。読みまくって聴きまくる。それが私の基本的な学習スタイルです。
そして留学前に購入したのが2のDaily 1500と6のAdvanced 1000です。Daily 1500は主に日常会話に使用される単語に焦点を当てているので、使用されている文章も日常生活に即したものが多いです。また、Advanced 1000は実際の英字新聞から記事が抜粋されており、特に学習者向けというわけでは無く生の記事になっています。1つの記事が非常に長い文章で構成されているので、よりストーリー性が出てきていると言ってよいでしょう。ちょっと長すぎると感じてしまいますが、やはり何度も聴くに堪える構成であることはCore 1900と同じです。ちなみにCD音声はなぜだかCore 1900のFastスピードより遅いです。
Basic、Business、Opinionは立ち読み程度でしか見たことはありませんが、基本的な構成は同じです。単語帳の丸暗記は無理、DUO単の例文でも物足りないという人はぜひこのシリーズを手に取ってみてはいかがでしょうか。学習初級者は迷わずBasic、中級者はCoreあたりから始めてみればよいかと思います。どれを選ぶにしろ何より大事なのは繰り返しやることです。文脈があるからと言って1回やっただけで覚えらえるわけではありません。
仮にCore 1900を最初から最後まで1度やり通したとして1900個(熟語も含む)全て覚えるのは不可能です。しかし100回通してやれば大半の語彙は頭の中に定着します。単語が羅列されているだけの単語帳では100回やるのは退屈過ぎてしんどいです。しかし、この「速読速聴・英単語」シリーズであれば、100回やるに堪える構成であることが重要なポイントだと思うのです。勿論100回もやれば退屈になりますが、やればやるほど単語力が増える、そうするとその記事の内容がより分かるようになる。内容が分かるようになれば、読んだり聴いたりするのが楽しくなるので、またやってみる。それをひたすら繰り返すことでいつの間にか語彙が定着します。
結局のところ、繰り返し使えるかどうかが単語帳を選ぶ基本だと思います。文脈が無くても繰り返しできるという人はDUO単を選択することをお勧めします。これは1つの短い例文に複数個の新出語彙を入れ込んでいるので、非常に効率的です。しかし効率を求めてDUO単を買っても、続かなければ結果的に非効率的になってしまいます。語彙力アップを目指している方は、ぜひ自分の性格、学習スタイルに合わせて選んでみて下さい。