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破天荒な海外生活ブログ

ニュージーランド、オーストラリア、そしてカナダ。転々と放浪中

過去の体験シリーズ第2弾 - 初登山で富士登山

自分の中で大きな意味を持つ、経験シリーズ第2弾。
2011年8月。言わずと知れた日本一の山、富士山に始めて登った経験が、実は自分にとって初めての登山経験でした。

 

社会人になって体をよく動かすようになってから、登山でもしてみたいなぁと思ったのがそもそものきっかけでした。登るとしたら、まずはどの山から登るかを決めなくてはいけません。当時は広島に住んでいたので、少し車を走らせれば中国山脈が広がっていますし、初心者向けから上級者向けまで、数多くの選択肢がありました。当然、そこから初心者向けの山を選んで登山を始めてみれば良かったのですが、無謀な私は真っ先に「富士山に登ろう!」と決めました(笑)。東北一人旅のときもそうでしたが、どうやら私は途中のステップを飛ばす傾向があるようで、いきなり大きなことに挑戦しようとしてしまいます。

 

しかし、既にランニングが習慣となっていたこともあり、体力にはそれなりの自信があった私は、まぁ何とかなるだろうと、結局初心者向けの山を登るでもなく、いきなり富士登山を目指すことにしました。一応断っておきますが、夏の富士登山は決して上級者向けではありません。登山道も整備されていますし、各山小屋で軽食を取ったり、水分補給をすることも可能です(値段は高いのでご注意を)。小学生だって登っている人もいるくらいですから、体力さえあれば特別な登山道具やスキルは必要ありません。

 

富士山には主に4つの登山道があります。富士吉田口、須走口、富士宮口、御殿場口登山道。私が選んだのは御殿場。一番距離が長く体力的にきついため、他の登山ルートに比べて人が少ないと聞いていたからです。富士山が世界文化遺産に登録される前だったので、今ほどではないのでしょうけど、それでも当時から富士山に登りたい人はごまんといたはずです。私は観光気分ではなく、もっとシリアスに挑戦したかったので、人が少ないであろう御殿場コースを選択しました。御殿場で前泊して、登山を開始したのが朝6時。人が少ないコースである上に、早朝から登り始めたので予想通りそこまで登山者はいませんでした。それでも頂上に近づくにつれて、登山者はどんどん多くなっていきましたが。

 

日本で最も高いところ、3776mの地点である剣ヶ峰に到達するのに要した時間は約5時間。景色を楽しみながら少し休憩した後下山したわけですが、下山に要した時間は約2時間半。登りの約半分でした。下山のときは大砂走りという、足が埋もれるほどの砂が敷き詰められているコースを通ったため、一気に下山することができました。調子に乗って走って下りたので、下山した後は物凄く足が痛かったのを覚えています。

 

一般的には、夕方から登り始めて山小屋で一泊し、朝ご来光を拝めてから下山するというのが最も人気のある登山の仕方ではありますが、何となく大衆に流されるのを嫌ってしまう私は、一番長くてきついコースを日帰りで登下山するというタフな選択をしました(笑)。詰まるところ、それが自分なんだなと感じる瞬間でもあります。人と違う選択をして、人と違う経験をしよう、と。結果的に損なことをしていることもあるでしょう。実際その信念に沿った選択をして後悔したことも度々あります。それでも未だに自分を曲げないのは、まともにやったって周りの人には適わないだろうという、ちょっとした劣等感があるからだと思います。人と違う経験を積み重ねればこそ、他の人が持ってないような知識や考え方が身につき、結果的にそれがいずれ大きな武器になるだろうと、多少楽観的ではありますが、そう思っています。

 

兎にも角にも、初めての登山で富士山を登る、一番きついコースを日帰りで登山する、普通は思い付かないような経験をしたことで、達成感を味わうことができましたし、一線を越えてやったぞという実感も湧きました。東北一人旅のときもそうでしたが、やってみれば出来るものだな、ということを身を持って体験できるのは非常に貴重なことだと思います。これからも臆せず、色々なことに挑戦していきたいものです。