破天荒な海外生活ブログ

ニュージーランド、オーストラリア、そしてカナダ。転々と放浪中

過去の体験シリーズ第1弾 4泊5日東北一人旅

自分の中で大きな意味を持つ、経験シリーズ第一弾。
社会人1年目の2009年夏。8月のお盆休みを利用してふと思い立った一人旅。レンタカーを使って福島、宮城、岩手、青森、秋田、山形県を回った旅でした。

 

社会人になってからふと思い立って始めたのが一人旅。就職して最初の半年間は地元埼玉でサービス実習を行っていたので、学生時代同様、実家暮らしでした。最初は鎌倉、河口湖や日光など関東圏内を電車で旅することがほとんどでした。しかし、私の配属先がおそらく広島になるだろうという予測があり、実際にその年の10月から広島で働くことになったわけですが、車の運転に慣れておきたいという気持ちがありました。大学時代に自動車免許を取得してからというもの、実家に車が無かったため、運転する機会が全く無かったのです。

 

そこで思い立ったのが、レンタカーを利用して旅行に行くということ。東京にいる祖父の力を借りて、運転の練習を軽くした後、未だペーパードライバーの域を脱していない状態で行ったのがこの4泊5日東北一人旅です。そう、いきなり4泊5日、初めてのレンタカー、初めての1人での運転で東北を回ってきたのです。はっきり言って無謀な計画です(笑)。もっと近場から始めればいいものの、この決断をしたのには勿論わけがありました。折角の長期連休(確か9連休だった気がします)であることに加え、埼玉に居られるのも9月末まで。一度広島に行ってしまえば東日本を旅行で回ることは難しくなるだろうと思い、だったら行けるときに行ってやろうと思ったのが、東北旅行を決めた理由です。

 

4年以上前の話で、当時は日記をつけたりしていなかったこともあり、正直言うと細かいところは覚えていませんので、旅の詳細は省きます。旅行記を書くことが今回の目的ではないので。初めてのレンタカーで東北6県を一人旅。結局この旅行で得られたものは何か。それは自信です。自分にもできることがある。人がやらないようなことをやってやった。そんな自信が湧いた当時のことを今でも思い出すことができます。初めての高速。初めての雨の日の運転。交通渋滞にも当然巻き込まれ、旅の半ばには台風接近による凄まじい暴風雨の中での運転を強いられました。普段から運転する人や旅行が趣味の人にとっては、何てことの無い話かもしれません。それでも自分にとっては本当に大きな体験でした。自分で決断し、一人で全てスケジュールを組み立て、予定通りいかなかったこともあったとはいえ、合計2000kmを走破し、無事に帰ってくることができたことは、自分の中で大きな進歩でした。

 

小さなことでも、大きなことでも、決断をして積極的に行動すれば自分を変えることができる。この事実を身を持って知ることができた貴重な経験でした。